WordPressはオワコンか?

ロッチくん
ロッチくん

WordPressもオワコンと言われているけど、今から学習する意味はあるかニャ?

jQueryに続きWordPressもオワコンと言われて久しいです。
果たしてこれからWEBの世界に入る人にとってWordPressは学習する意味はないのでしょうか?

なぜWordPressはオワコンと言われているのか

WordPress自体の歴史が古く技術としては最新のものではありません。また、WordPressを動かしている主要な技術であるPHP自体が最先端のエンジニアの中で古い技術としてあまり好まれないということもあります。

jQueryのところでもお話ししましたが、このように優秀なエンジニアからは最先端技術ではないレガシーシステムとみなされるものに対する蔑視というか一種のポジショントーク的な「かまし」としてオワコンという言葉が流布している向きもあると思います。

WordPressはオワコンではない

結論から言うとWordPressはオワコンではありません。
2023年1月時点のシェア数を見ても、全世界のウェブサイトの43.1%、CMSの63.7%という圧倒的シェアを誇っています。また、日本国内のCMSのシェア数はなんと80%を超えており、圧倒的であることがわかります。

もちろんここでの話はWordPressというCMS自体の人気としての話ではなく、主にWordPressを使ってサイトを制作しWEB制作をしてお金を稼ぐという意味で使われています。その意味では以前のようには稼げなくなったことは事実かもしれません。しかし、このように圧倒的なシェアを持つWordPressをWEB制作を生業にする人間がスルーしていいはずがありません。

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WordPressを学ぶメリット

私自身は現在WEB制作会社に勤務していますが、お客様のサイトを制作するにあたって様々な形で、様々な人たちが分業してそのプロジェクトに関わっています。

お客様に営業やヒアリングをし、サイトの要件や構成を洗い出し、サイトのデザイン、コーディングをしサイトを構築、さらにCMSやDBがある場合バックエンドの作業が発生します。バックエンドとフロントエンドのつなぎこみもありますし、ドメイン策定やサーバーの設定もあります。

もしあなたがフリーで働きたいと考えたときサイトのデザインやコーディングだけで完結するような現場は限られていますし、その対価も低いものが多いです。サイトに必須のコンタクトページを作成するにも技術が必要(Google コンタクトなどもありますが)になってきます。

WordPressを使えば、程度やクオリティの差こそあれ一人で会社が組織で動いているようなことが、流れとしてまるまる可能になります。組織の中で一部分をずっとこなしエキスパートになることも一つの道であるとは思いますが、サイトを受注して公開するまでの流れを一通り体感できることは大きな経験値となると思います。

個人で静的なサイト構築し、運用を賄うこともお金にはなりプラスですが、軽微な個所はCMSで更新できる仕様を搭載しておけばお客様にもメリットになります。

WordPressの問題点

もちろんWordPressも良いところばかりではないので最後に注意点を。

よく言われるのがセキュリティの脆弱性と速度の問題です。
世界中でのシェアが大きいゆえにハッカーに狙われやすいとか、Googleの検索順位にも大きく影響するページの表示速度が遅いなどが問題として挙げられています。

WordPressそのまま使う場合上記のことは問題になってくるでしょうが、必要なプラグインなどで問題のリスクを大きく減らすことは可能です。世界中でのシェアが大きいということはそれだけリスクヘッジに対する知見も多いということでもあります。

最後に

もしあなたがWEB制作の世界で生きていくと決めたのであれば、WordPressを無視するという選択肢はないと思います。

まあWEB制作自体がオワコンという人もいるでしょうが…個人的に何かとオワコン、オワコンと連呼する人間は苦手なのでスルーで。

もちろん現状に危機意識を持つことは大切なので、常にその先を見据え勉強は続けていくことは大変重要です。その場にとどまるという意味でなくてもWordPressをやっていくうえで学ぶことになるPHPなどをとっかかりとしてさらに高度な分野へと進んでいくことも忘れないようにしましょう。

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